It's  a salty wine

The main rocks of the Hosui winery are silt rocks deposited at the bottom of the sea 10 million years ago. Tutonian of the Cenozoic Neogene. Sodium, magnesium and calcium are supplied from seawater and shell fossils. Salinity is reflected in representative varieties of Chardonnay, Kelner, Pinot Noir.

 

That name comes from a treasure pond

宝 are treasure. 水 is water. Long ago, the left bank of the Ishikari River could not make paddy fields due to shortage of water. A village decided to submerge and a treasure pond was made. And those who live in the new village under the dam called their land as treasure water. 宝水 is called Hosui.

 

When talking to the winemaker

Mr. Kubodera is a youth who is in charge of brewing now. As I talk with him, I can see that it is a very simple brewing. It is the same as he did for the first time for wine. But  he has known Hosui's field deeply every year by year. He says that his body also gets up and excited when warm, snow-protected spirit buds. When you wash parts used for brewing with him, you will know his splendor.

 

宝水ワイナリーの地質が、オープンデータのお陰で分かった

ワイナリーのある丘は岩見沢丘陵と呼ばれ、日高山脈と石狩平野の間に ある小高いなだらかな丘だ。ともに、新生代新第三期。頂上付近の地質は川端層で、これが1,500万年前のランギアンの頃の地層で、深い海で堆積した砂岩が中心。丘の中腹は 岩見沢層で、1,000万年前くらい、トートニアンの早い時期に比較的深い海で堆積。シルトが多い地層。峰延層がそのあとのメッシニアンに比較的浅 い海で堆積した砂岩。それが、北米プレートとユーラシアプレートの押し合いでできた比較的小さな襞となり、丘陵ができた。その丘を岩見沢背斜、日高山脈との間にできた谷を志文向斜と呼ばれている。

峰延層を覆うように横たわる旧来茂世丑層と呼ばれてきたものは、現在、地層と呼ぶにはふさわしくないとされている。近年は数万年前、最終氷河期に川端層、岩見沢層の崩壊土砂が陸上で移動したもの。

上記の幾つかの層の何れかが宝水ワイナリーの葡萄畑の母岩となる。丘陵の頂上から中腹迄が比較的古い海成地層で、これにはシルトや泥、礫が含まれている。 低い部分は母岩が崩壊した表土が移動堆積したものなどで、全域が粘土、礫、砂、などが混ざる崩壊土となっている。また、貝殻の他に、海成の炭酸カルシウム やミネラルが供給されている可能性は十分あるので、ところどころ「塩分やカルシュウムなどが強く植物に影響を及ぼす土があるといえる」(北海道地質研究所)という。


宝水ワイナリーの特に丘陵上部の畑のミネラル感の強さは上記のような地質の由来と考えるのが妥当。


https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php?lat=43.28386&lon=141.91749&z=11&layers=265,seamless_geo_detailed  

ワイナリーの裏手に見える実際の地層。岩見沢層までいかに根をおろさせるか?がポイントとなる。



産総研(独立行政法人産業技術総合研究所)の地質図navi のデータの公開は、経産省からの命で急速に進んだそうで、嬉しい限り。ちなみに、北海道は産総研と北海道地質研究所と北海道開発局が分担して地質図幅をつ くった形になっており、著作権が入り組む。産総研担当部分はcc-byでよいのですぐに使える。地質研と開発局が担当した地質図幅は、使用の申請をしなけ ればならなず。基本は使えるものの、その使途等を様式にあわせて申請しなくてはならない。もとの予算は国からなのだが、ちょっと地方のオープンデータ化は 遅れを取るようだ。

 

ちなみに、宝水ワイナリーを含む地質図幅は、産総研のものでオープンデータだ。

 


この美しい畑はなんだ

1980 年代から、宝水地区の東向きの丘陵をつかって、ワイン用の葡萄が栽培されていた。北海道ワイン株式会社が葡萄を買取る。空知の葡萄畑は、いわゆる「おたる ワイン」などの材料を供給していた。そんななかで、宝水ワイナリーは2002年岩見沢市の補助事業として「岩見沢市特産ぶどう振興組合」を立ち上げたとこ ろから産声をあげる。現社長の倉内氏の葡萄畑の景観を見たときに、時の岩見沢市長が谷の底から畑まで駆け上がり「この美しい畑はなんだ」と訊く。「すばらしい風景だ。ここで葡萄ができて、ワインを醸すことができるんだな」という。その後、岩見沢市は、なんとか岩見沢にワイン産業を起し たいと考がえる。そして、農産物に付加価値のついた産業構造を、この農業都市のなかで作れないものかと政策を編むことになる。沢山の学びと交流の末、地域 の農家が皆で出資した株式会社宝水ワイナリーが2006年に誕生する。


 

私達の村は水没して、みんなに水田を作ってもらいましょう

宝水町の名前は、昭和37年5月1日の地番改正から始まる。それ以前まで、宝水町という名称 はなく、“野の沢”と呼ばれていた。そして野の沢には、その名の通り沢の水を利用して暮らしている人々がいた。石狩川左岸の水の便を作り、志文から三笠に 通じるの谷から石狩川までの間を水田にするためのダムの計画が持ち上がる。野の沢の集落の人々は「多くの人が米をつくれるなら」と同意。自分たちの開拓し た土地を差し出し、水没を選んだ。


大正14年、ダム湖が完成した。出来たダム湖は、宝池と呼ばれるようになり、文字通り宝池の水は岩見沢市の米作りの礎となった宝物だった。


そして昭和37年。地番改正に向けて自らの村の名前をどうするか。話し合いで「宝の池の宝の水だから、宝水町とつけよう」。宝池がこの町にとってどれほど重要だったかが想像できる出来事だ。そして、新たに町の祭を作った。

1980年代から、宝水地区の東向きの丘陵をつかって、ワインのための葡萄が栽培されていた。栽培された葡萄は道内のワイナリーが買取るという、原料供給を行っていた。
そんななかで、宝水ワイナリーは2002年岩見沢市の補助事業として「岩見沢市特産ぶどう振 興組合」を立ち上げたところから産声をあげる。2代目代表の倉内氏の葡萄畑の景観を見たときに、時の岩見沢市長が谷の底から畑まで駆け上がり「この美しい 畑はなんだ」と訊く。「そうか、ぶどうか。すばらしい風景だ。ここで葡萄ができて、ワインを醸すことができるんだな」という。その後、岩見沢市は、なんと か岩見沢にワイン産業を起したいと考える。そして、農産物に付加価値のついた産業構造を、この農業都市のなかで作れないものかと政策を編むことになる。
沢山の学びと交流の末、地域の農家で「岩見沢市特産ぶどう振興組合」が誕生し、その後皆で出資した株式会社宝水ワイナリーが2006年に誕生した。
 

村の名前は宝の池の宝の水だから、宝水とつけよう

自らの村の名前をどうするか。話し合いで「宝の池の宝の水だから、宝水とつけよう」と。そして、宝水神社を建立し、新たに村の祭を作った。


道外からのアクセス

新千歳空港からのアクセス

JR新千歳空港駅から快速エアポートに乗って札幌まで。(所要時間40分程度) 新千歳空港の案内ページ 

札幌で特急ライラックに乗り換えて岩見沢駅下車 (所要時間25分程度)
もしくは普通電車/快速いしかりライナー利用で岩見沢駅下車 (所要時間40分程度) えきから時刻表 函館本線下り方面 駅時刻表

岩見沢駅からはタクシー利用 (所要時間20分程度) (Hack the terroir!!農業系オープンデータワークショップ実施時には¥1,910-)

新千歳空港から岩見沢までの最短ルートは千歳線白石駅で函館本線に乗り換える、つまり札幌は最短ルートでは経由しないのだが、特急や快速の停車駅の関係上、札幌駅での乗り換えが許されている。 (参考: JR北海道札幌近郊区間路線図)
新千歳空港のみどりの窓口で切符を買うと、上記のルートを薦められ、乗車券(と特急券)を発券してくれる。

札幌から特急ライラックで1駅なので、特に指定席を購入しておく必要はないであろう。飛行機の到着時刻は天候などの理由によって変更される場合がある。到着のタイミングで快速エアポート出発時刻が迫っている場合があったりするので、特急ライラックが都合がいい便で訪れるなら、飛行機に乗る前、地元で新千歳空港から岩見沢駅までの乗車券+特急券を購入しておくとスムーズに移動できるだろう。



宝水地区の川

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