満開のキダチベニウゼンとプラ・ピルン像「ボン」を行う学生二人組供物の様子

  • 調査日時:2019年3月10日
  • 調査結果

 テスト期間中ということで、ボン(神との契約)を行う人が多いのではないかと予想し、パホンヨーティン門前のプラ・ピルン像、三人の師の像、ラーニングセンター前のプラ・ピルン像前で各30分程度観察を行い、調査した。ラーニングセンター前のプラ・ピルン像を除いては、捧げられた供物が普段よりはるかに多いことが確認された。また、スポットごとに、捧げられている供物が異なっていた。

 3月10日、午後6時半頃。対象スポットには男女2人組が訪れた。手にはプアンマーライ(花輪)、そして十本ほどの線香が確認できた。以前の文献調査で、供える線香は5本とされていたが、今回の観察対象者は5本以上手にしていた。男性はプアンマーライを数珠のように右手に掛け、火をつけた線香を手に持って、像に向かって願い事をつぶやいていた。女性の方は、その様子を見守るばかりで、祈る様子はない。その後、男性はプアンマーライを供物のための台座の上に置き、その場を後にした。供物はナムデーン(赤いジュース)、スイカなど赤い物が多く目立っていた。

  • OpenStreetMap

https://www.openstreetmap.org/node/1374746784

  • Mapillary

*2019年2月12日撮影。テスト期間中ではないために、供物が少ないことがわかる。

https://www.mapillary.com/app/user/kisayaha?lat=13.840831350548044&lng=100.5756678433163&z=17&pKey=7QJ59EBFPR7a1hmHCBIQFw&feedItem=user-1nzlGB8Qn_X8dVGHwOQZCg-activity-user-1nzlGB8Qn_X8dVGHwOQZCg-publishing_done-image%3A1552261689858