普段の様子(2019年4月2日撮影)

祈りを捧げる学生たち供物の様子タイ版のチェス「マークルック」も記念撮影をする人々

 

  • 調査日時:2019年3月11日
  • 調査結果

 テスト期間中ということで、ボン(神との契約)を行う人が多いのではないかと予想し、パホンヨーティン門前のプラ・ピルン像、三人の師の像、ラーニングセンター前のプラ・ピルン像前で各30分程度観察を行い、調査した。ラーニングセンター前のプラ・ピルン像を除いては、捧げられた供物が普段よりはるかに多いことが確認された。また、スポットごとに、捧げられている供物が異なっていた。

  3月11日12時半頃、像の前を訪れると、二人の女子学生が線香を手にしながら祈りを捧げていた。人物像がこれほどまでに神格化されている(とりあえずこのような表現にしておく)点が興味深い。像の前は学内無料シャトルバス(通称タライ)が通過するのだが、像が見えると合掌する乗客が若干名いた。歩いて像の前を通る際も同様である。

 供物に関しては、パホンヨーティン門前のPhra Phirun像と比較して圧倒的にその量が多いことがわかる。Phra Phirun像の供え物は、その多くがナムデーンとプアンマーライであったが、ここでは鶏やシマウマの置物や、タイのチェスであるマークルック、果物、カップ麺、コーヒーなど、バリエーション豊かだった。赤い供え物が目立つという点は、前述のスポット*1と共通している。しばらくすると女性(おそらく学生ではない)二人組が像の前で記念撮影をし始めた。3名の像は、大学のシンボルとしての役割も果たしているのだろう。

*1 プラ・ピルン像(パホンヨーティン門前)

  • Mapillary

*2019年2月12日撮影。

https://www.mapillary.com/app/user/kisayaha?lat=13.842288753962023&lng=100.57308043362627&z=17&pKey=UBl__nD0LWK7LJLvD8c8nA&feedItem=user-1nzlGB8Qn_X8dVGHwOQZCg-activity-user-1nzlGB8Qn_X8dVGHwOQZCg-publishing_done-image%3A1550068257901