The Thing I'm Talking About should have a blurb here with links to relevant things, like the Front Page.

051-0022
室蘭市海岸町1-1-9
 TELFAX 0143-22-1501
開館時間:午前10時~午後5
休館日:月曜日/祝日の翌日/1229日~13
入館料:無料 駐車場完備
海抜:1.7m(国土地理院地図)
1F:室蘭にゆかりの作家の作品展示/市民展示室
2F:イベントに使用できるプロビデンスホール/カフェ/カナモト展示
昭和63年(27年前)旧海員会館に市民の協力により開館し、平成25111日、室蘭駅より徒歩3分、旧プロヴィデンスへと移転。詳細は、下記室蘭文化会館の会へ、お問い合わせ下さい。

http://www.city.muroran.lg.jp/main/shisetsu/minatonobungakukan.html

 

出逢い....室蘭文学

港の文学館も含め、室蘭の文学をご紹介しています

 

伝える・広める・集う 港の文学館 文学(しんじつ)を運ぶ(さっか)との出会い~

The Muroran Port-side Library of Literature

2015.12.19 本との出会い〜あなたの今年の一冊〜

 

~室蘭の文学を知りたい~

室蘭は工業の栄える港町…..生まれた時から、それは当たり前に肌に染み込む感覚でした。私にとって、本は常に身近にあるものでしたが、ただ大きな物が抜け落ちていたことを室蘭Wikiに参加して初めて気がつきました。それは、室蘭で生まれ、多くの方の支えによって守られてきた、室蘭文学の存在。どうしても工業の陰に隠れがちな為か、その素晴らしさを見ようとして来なかった気がします。

2015/3/14….開館して丸27年、室蘭の財産が息づく洋館のドアをちょっとドキドキしながら初めて開いてみました。

 明るく出迎えてくださった受付の女性スタッフの方に室蘭Wikiでこちらをご紹介させていただきたい旨をお話ししたところ「どんどん紹介してください」と写真の撮影も含めて快く了解していただき、手渡してもらったパンフレットをお供に、1階の室蘭ゆかりの作家の方の展示場へと足を進めました。実のところ訪ねる前までは、私の中で室蘭の文学者を思い浮かべられるのはほんの数名。その活躍は奥深いけれども、人数と考えればごくわずかであるような思い込みがありました。

 

 

 

世界的に有名な写真家である「ハーレムの熱い日々」の吉田ルイ子さん

室蘭ほど美しいところはないと感動してくれた日本奥地紀行のイザベラ・バード

テレビの影響や、モニュメントなどから、とても身近に感じていた芸術家の篠原勝之さん

少女時代に胸をときめかせた「キャンディ・キャンディ」の作者、漫画家いがらしゆみこさん

 

 

 

 室蘭ゆかりの作家は、なんと40

でも今までの私は、余りにも無知過ぎました……。館内に入った途端に本当に驚きました。そして、現在も尚、ご活躍されている方がその内22名もいらっしゃいました。その驚きから、入り口付近から順を追って展示されている書籍やご功績などに目を移すも、余りに予想を反する結果に圧倒されるばかりで、正直なところ、何をどのようにご紹介したら良いものかと、頭を悩ませる始末…..()

展示一覧

 

 

私が知らなかっただけで、本当に素晴らしい文学が室蘭には溢れんばかりに息づいていた!!

1時間余り、1階から2階へと繰り返し館内をウロウロしていた私が一度や二度の観覧では、何も理解は出来ないという当たり前の結論に達し、今日のところは退散しようと入り口付近に戻った瞬間「随分、熱心にご覧になってましたね」と声を掛けて下さった方、先程まで2階のプロヴィデンスホールで後日開催される「朗読と、フルート演奏」のイベントの打ち合わせでお忙しくされていた紳士。

ご挨拶が帰り際になってしまったことにちょっぴり反省しながらも「室蘭の素晴らしさを紹介している室蘭Wikiというグループの者ですが」と言いかけた私に、「あぁ、見たことがありますよ。是非紹介してください」ととても嬉しい言葉を頂戴し、その上不慣れな私の取材に時間を割いてくださいました。とても、丁寧にお話を頂いたこちらの方が、小林正明事務局長さん。なんと、小林事務局長さん自らも常勤ボランティアでいらっしゃいます。「えっ、ボランティアの方々で、このような大事業をされているんですか?」と驚く私に「港の文学館は、建物の維持費は室蘭市によるものですが、それ以外の経費を含めた運営は、全て室蘭文学館の会の方による会費などで維持されています。ボランティアによる運営は、こちらの他には、何処にもないはずです。」「読書離れになりがちな現在においても、本を読むことの重要さを育み、伝えていく為に頑張っています。」と.......。胸がとても熱くなりました。

一般的な常識では、ボランティアの方々による運営などは考えられないものだろうと思います。27年もの長い月日です。携わられている方、お一人お一人の、室蘭と文学に対する愛情と、それを広く伝えて残したいのだという計り知れない情熱により、室蘭の文学はここに存在出来ているのだということを知りました。「今日は、ただただ、驚きながら見て歩くことしかできませんでしたので、ご迷惑でなければ何度もこちらに伺ってもよろしいですか?」と厚かましいお願いしたところ「午後からはいつもいますから、いつでも来てください。観覧する前に、作者の作品を読まれると、またさらにそれぞれの魅力、感慨深いものを得られますね。」と、小林事務局長さん。

本心から、読んでみたいと思いました

室蘭で生まれて、ずっと長く、市民の手(ボランティアの方々)で大事に守られてきた文学に触れてみたいと思いました。港の文化館でのひと時、これから生きていく上で、とても重要だと思うことを教えていただけました。室蘭の大いなる財産をここに見つけた事。文学と、そしてそれらを守る素晴らしい方々の生き方。感動をありがとうございました。

2015/3/15 菅原由美]


港の文学館タグのついた記事


「赤ちゃんの駅」あります

 

Enjoyへ戻る

Front Pageへ戻る