現在の千葉市登戸周辺から、九十九里まで続く、古代からの道を「土気往還」と呼ぶ。

土気はその土気往還など、人物の通う交通の要衝として発展した。

土気町には土気往還の宿場町であった風情のある街並やその言い伝えの残る地域が存在する。

九十九里で獲れた鰯などの海産物が江戸に運ばれた。

地域のお年寄りの話では、子どもの頃には土気駅周辺の通りにも鰯を満載した馬車の通りが多く、

カーブで馬車から落ちた鰯を拾ったという話を聞く。

参考文献「千葉県歴史の道調査報告書九 御成街道 附 土気往還・東金街道」P38-P45 平成元年 千葉県教育庁文化課編