ここでは、飛行神社 について紹介します。

在所:八幡市八幡44

【ポイント】

①.二宮忠八によって大正4年(1915)に創建

②.主祭神は、饒速日命

③.航空安全祈願で発起

④.分社は、泉佐野市上瓦屋に関西空港開港と同時に建立

【関連写真】

 飛行神社入口2013_01_20 金只   飛行神社(裏側)2013_01_20 金只   

 案内文(ご神体の由来)2013_01_20 金只   縁起略記2013_01_20 金只   

 拝殿2013_01_20 金只   

 第2殿祖霊社縁起2013_01_20 金只   第3殿薬光神社縁起2013_01_20 金只   

 零式艦上戦闘機の機首部2013_01_20 金只   案内文(零式艦上戦闘機の機首部)2013_01_20 金只   

【補足説明】

①.神社縁起記より

 航空安全祈願

 飛行神社略記

 鎮座 大正4年(1915)3月10日

 主祭神 饒速日命(ニギハヤヒノミコト)   天津神、古代も飛行神 (中央社殿)

祭神 航空殉職者諸神                 (向って右側社殿)

祭神 薬祖神                     (向って左側社殿)

別社 常磐稲荷社

 当神社は明治24年(1891)4月29日に世界に誇るゴム動力プロペラ式飛行器の飛翔実験に成功した二宮忠八が、後進の航空殉難者の尊霊を慰めるべく崇め祀った神社である。

 晩年自ら神職に就き昭和2年(1927)改修して朝夕航空安全祈願の奉仕をしたが、昭和11年(1936)に没した。

 昭和30年(1955)忠八の次男顕次郎が、再興に当り「空は一つなり」の信条のもとに、あまねく全世界の航空先覚者並びに遭難者の霊を迎え祀り、今日に至っている。現在の本殿拝殿及び資料館、集会所は、忠八の飛行原理発見百周年記念に際し、平成元年(1989)に全面改築したものである。

平成12年9月

京都八幡市土井44

宗教法人 飛行神社

②.案内板(第1殿 饒速日命(ニギハヤヒノミコト))

饒速日命は、天津神のご指示を受け32柱の神様を従えて天磐船で出来た飛行船で天降られた神様で、古代から空の神様、行く先を守る神様として祀られてきました。

当社には大正4年(1915)に創建者二宮忠八翁が飛行神社創建に当たって磐船神社(大阪府交野市)より分霊いただきました。

交通安全、航空安全、旅行安全などの旅先、移動の安全に深く進攻されています。

③.案内板(第2殿 祖霊社)

航空事故で亡くなられた方、技術革新、指導に当たられた航空業界に多大な影響を与えられた方をお祭りしてます。

二宮忠八翁は空に関わられた全ての御霊と共に航空安全、航空事業の発展を祈る為、この飛行神社を創建しました。

航空安全はもちろん、忠八翁等の発明者をお祀りしている為、開発発明祈願や、学業成就合格祈願などの信仰も深くございます。

年次祭(4月29日)に毎年の御霊をこの社殿に合祀しております。

④.案内板(第3殿 薬光神社)

この社殿は薬業界の偉人とされる長井博士や、二宮忠八翁が共に働いた武田長兵衛、田辺五郎、塩野義三郎などの薬学界の仲間を薬祖としてお祀りしております。

健康長寿、病気平癒、医学界、薬学界の発展を祈念するお社です。

また、この地には白い蛇がおりました。白蛇はこの神社創建と同時にいなくなったことから、白蛇はこの御社に籠られたと思われております。白蛇は、白龍神と言われ金運開運の神様としてお祀りされております。

【参考情報】

Localwiki:二宮伝八飛行器工作所跡