1年次の12月上旬に行われるコース選択の一つ。2年次から履修できる科目について記す。各2単位である。

<広告表現モジュール:青木貞茂担当>(月曜2限)

担当教授は博報堂の勤務経験がある。両授業とも、担当教授著の教科書の内容に基づいて授業を進める。広告業界以外に、就活に関わる話も展開する。

◎広告・消費文化論

「広告の力」、「ブランド力」、「日本の消費文化史」をテーマとする。毎回の出席を求めていて、出席票はランダムの回に配布される。成績は平常(出席):定期試験(一題のみの論述。)=30:70。

◎広告・PR論

「広告制作の手法」と「広告業界の内情」をテーマとする。春と同様、毎回の出席を求めていて、出席票はランダムの回に配布される。成績は平常(出席):定期試験(一題のみの論述。)=30:70。

<ジャーナリズム研究モジュール:別部三奈子担当>(水曜3限)

◎ジャーナリズムの歴史と思想Ⅰ

ジャーナリズムの役割と15世紀〜WWⅠのジャーナリズム史(特に、言論の自由ができる過程について)をテーマとする。成績は中間小テスト:期末試験=40:60。

◎ジャーナリズムの歴史と思想Ⅱ

20世紀のジャーナリズム史(特に、プロパガンダとジャーナリズムの違いについて)をテーマとする。日本のジャーナリズムについてもとりわけ取り上げる。成績は中間小テスト:期末試験=40:60。

<情報物語論モジュール:金井明人担当>(木曜2限)

◎情報科学とコミュニケーション

「情報、認知、物語におけるコミュニケーション」をテーマとする。中間課題として、デジタルコンテンツに関する論文を提出する。成績は授業中の課題(リアクションペーパー)+中間論文課題:期末授業内論文=50:50。

◎認知映像論

映像における「ストーリー」と「ストーリー以外」をテーマとし、実験的映像作品の事例を紹介する。通常時は授業開始後30分後に入室を禁止とする。2回(+1回)レポート課題として対象映像の上映を行い、「どのように見たか」について論じる。なお上映回は入室禁止時刻を早める。また上映中は映像環境構築のため、電子機器の操作を一切禁じ、違反した場合はそのレポート回の得点を0点とする。成績は(優秀な)2回のレポート課題:期末授業内論文=66:34で、2つのレポートと授業内論文を提出して初めて成績評価の対象となる。

<映像表現モジュール:稲増龍夫担当>

◎メディア文化論(春学期木曜3限)

現代社会の「ポストモダン」をテーマとする。毎回映像資料を用い、映像メディアと関連づけて授業を進める。5・9・13回目は「白熱教室」として、各3回分の内容について小レポートを書き、それを基に先生が指名して議論を進める。14回目は総括に加え、補講レポートを行い、それについて議論をする。成績は3(+1)回分の「白熱教室」をもとに判定。救済レポートは実施しないため、毎回の出席は必須である。

◎映像制作技法(秋学期木曜4限)

「MV企画」と「映像技法」をテーマとする。2019年度秋の前半は、Perfumeの「Challenger」PV企画を個人で考えてプレゼンをし、先生からの講評を参考にさらに直しあげ、応募サイトに提出した。Perfumeの映像ディレクターの千葉哲郎(稲増ゼミ19期生)をゲストにした講義も行った。後半は課題曲や完コピ等のPV制作を行い、そのプロセスとして11月中は稲増ゼミの4年生代表が映像の撮り方をレクチャーし、課題に取り組む。先生から指定された撮影期間(12月上旬あたり)ではアルバイトやサークル活動を自粛するよう求められ、その後冬休みにかけては編集期間となる。授業最終回に202教室で公開し、各自振り返りシートを書く。成績はPV企画課題、11月中の課題、PV制作課題を基に判定する。なお稲増ゼミの2年生は、11月中の課題とPV制作課題に関してはゼミ課題のPV制作(課題2曲)に取り替え、そのうち1曲を授業最終回に公開する。