うめの流通には一般の青果物と同じ様に青うめとして卸売市場へ出荷されるルートと、梅干しなどは加工業者が原料として購入し多様な製品に加工した形で消費者に提供するルートがあります。

今回は梅干しなどの加工されるルートを紹介します。

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梅の収穫後は

①サイズ選別・箱詰め作業に入ります。

↓この選別基準に従い、すべて手作業で1つずつ仕分けします。

 何トンもある梅を1つ1つ選別するのは梅農家さんにしか出来ない職人技だと思います。この選別された梅はバケツに仕分けられるのですが、バケツに入れる際も気を遣い、円を描く様に梅同士がこすり合って皮が破れない様に工夫されています。

②仲買(水洗い・塩漬け・士用干 たるづめ)

↓塩漬け後欲している様子

 この画像に写っているだけでもまだ約5分の1程で量です。(もっとあるかも)

③ここからは梅加工業者によって作業が行われます。

水洗い→品質選別→脱塩→味付け/白梅干→容器詰め/計量→梱包 ➡︎ 発送

④この後は卸問屋・通販業者・スーパーデパート小売店などへ発送され、                                            「消費者」の元へ届けられる。

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梅は多様な製品に加工されますが、その大部分は梅干し・梅漬けとして消費されています。梅干しの生産量は昭和63年に急増し、その後は高い水準で増減していますが、一世帯あたりの購入量の増加は緩やかであるため急増した生産量の多くは近年、急成長を遂げた外食産業などでの消費が吸収した形になっています。

また、梅干しの購入量を世帯主の年齢別にみると年齢が高くなるにつれて多くなっていることがわかります。最も多く購入するのは45〜59歳の年齢です。