魚てつ について知っていることをぜひ教えてください
〒050-0085
北海道室蘭市輪西町2丁目5−1
TEL:0143-44-5961
「インターネット販売とかはやらないのさ、だってうちに何十年も通ってくれる地元のお客さんがたくさんいるからね。」
輪西「ぷらっと。てついち」の中にある、昔ながらの対面販売一筋のお魚屋さん。
「この飯寿しはハタハタですか?」
お店にパック詰めで並んでる飯寿しに指さして聞いてみたら、
「そう、今日はねハタハタしかないんだよね。明日は秋刀魚だよ!秋刀魚もね美味しいから、なんもクセなくてさっぱりして食べやすいから。昨日も一樽開けたっけすぐになくなっちゃてね。」
と、お母さん。
「えっ、秋刀魚の飯寿し!?それは食べてみたいな~。じゃあ、明日早い時間に秋刀魚買いに来まーす。」
家に帰るなり、お皿に盛りつけてまずは撮影。
それでは、味を想像しながら一口・・・
「ハタハタの甘みがでていて酢がきつくない、ご飯もニンジンも甘い。うわ、これすごく美味しい!!」
この味はすぐに誰かに知らせたくなった。
知らせた友人から「飯寿しは焼いて食べても美味しいんだよ。」と新情報。
早速目の前にあった鉄鍋で、一匹焼いてみる。
「本当は、網で直火がいいのに・・・」とのアドバイス。
既に時遅し・・・(笑)
初めてのハタハタの飯寿し焼き。
高級な西京漬けみたいなお上品な味がする。(高級なの食べた事ないけど)
「誰か、日本酒冷やで持ってきて~」
翌日、早速秋刀魚の飯寿しを求めて魚てつさんへ
お母さんが私の顔を見るなり
「秋刀魚でしょ、ちょっと待ってね。」
ちゃんと憶えていてくれて、背中にある冷蔵庫の中から開封前の飯寿しの樽を出してきた。
蓋をあけると笹の葉がびっしりと敷き詰められてる。
これを見て私は堪らなくなり、
「すみませーん。写真撮ってもいいですか?どこで造っているんですか。昨日のハタハタもすごく美味しかったんですよね~。」
「笹の葉ね、これ一段ずつに敷いてあるんだよ。うちはね小樽。ここからしか仕入れたことないの。ハタハタ美味しかったかい。」
生ものを扱っているお母さんの手際の良さは素晴らしい。早すぎてなかなか上手に写真が撮れない。
「おねえさん写真ばっかり撮ってないで、ほれ。」
そう言って、樽から一番最初の秋刀魚を一切私の手のひらに乗せてくれました。
「美味しい!ハタハタとまた違った味。本当だ癖がなくてあっさりしてる。」
「あとね、年末にはきんきも入ってくるんだよ。ちょっと高いんだけどこれも美味しいから。」
(2015.10.1 sachiko )
輪西の「ぷらっと。てついち」に入っているお魚屋さん
今が旬、秋刀魚のお刺身が食べたくなって。
魚てつさんで聞いてみました。
「お刺身で食べられる秋刀魚はありますか?」
奥で仕事していたご主人が手を止めて、一番大きい秋刀魚を指さして教えてくれました。
「この秋刀魚ね、室蘭に入ってくる中で一番大きい秋刀魚なんだよ。おねえさん、自分で魚さばくのかい?」
魚てつの奥さんに嬉しそうに聞かれました。
「はい。お魚大好きだから結構自分でやっちゃうんですよ。」
私がそう答えると。
「おねえさん自分でさばくのかい。いやー、そうかい。」
と、もう一度繰り返してから、
「あのね、秋刀魚は三枚におろすしょ、そしたらね先に氷水用意しておいてその中へすぐ入れるのさ。
そしたらね身がキュッと引き締まるから美味しくなるんだよ。
あとね、皮は頭から引くんだよ。そしたらきれいに剥けるから。
尻尾からやったらボロボロになるから頭からだよ。」
奥さん直伝の美味しい秋刀魚のさばき方。
「へえ~なるほど。頭からね、で氷水ですね。どっちもやってみます!」
自信を持って並べているお魚を、一番美味しく食べてもらいたい。
そんな思いが伝わってきました。