幌別鉱山の大正4年の研究報告 について知っていることをぜひ教えてください

日本中にない地質図がふおれすと鉱山にあった。幌別鉱山の最初の研究論文は大正4年に大日方順三が書いた「胆振国幌別鉱山及び白老鉱山調査報告」だ。これは北海道地質研究所図書館に蔵書として見つけることができたが、地質図が盗難によるものか、欠落していた。地質研究所の助成に教えていただいて、同じ報告書を国立図書館の蔵書の中にも見つけたのだが、報告書の地質図は白黒だった。白黒だと細かい地質の区分が分かりにくいのと、おまけにベースの地形図がぼやけて文字が一部読めないくらい解像度が悪かった。これを残念に思っていたところ、なんとふおれすと鉱山の廊下にカラー複製が掲示されていたのだ。この地質図はいままでなんとなく通りすがりに流し目で見ていたが、まさか日本全国どこにも無いと分かってからは本当に貴重な調査結果がここにのこっていたことに感謝の気持ちが湧き、すぐさまお願いしてコピーをさせていただいた。コピーは北海道地質研究所や登別市市史編纂室、教育委員会などにも寄贈させていただくことにした。
 この地質図は詳細な地形・地質ばかりではなく、当時の建物や神社、建造物の位置、旭坑の坑口までの線路の位置など詳細にかかれているんで歴史的な資料としても意味のある貴重なデータであることが分かった。