湘南オーガニックファーム湘南オーガニックファーム(しょうなんオーガニックファーム)は、盛り土をした小田原の業者の関連会社が久野観光農園として開設した施設。現地へ行ってみると、建物の周囲は廃材置き場のようになっている(2022年調査)

  • デイリー新潮が地元住民の話として伝えたところによると、2021年7月当時、ここにはバーベキューハウス兼体験農家があり、セグウェイやカフェ、金魚すくいなどの商売をしていた。2020年1月以降、コロナで特に夜間の営業自粛が要請されたときにも、夜間まで客を入れていて、騒がしかったという(2)(そんなにお客さん来てたのかな?)

泥水流出事件

2021年7月初旬の降雨の際に、地元住民から行政に、農園に隣接する土地から泥水が流れ出たと通報があった(1)。隣接する狭い農道に土が流れ出し、車両の通行が困難になったという(2)

県と市が、同社社員らの立会いの下で現地を調査し、農園の経営会社が同年中に同地に盛り土を造成しており、定められた手続きを踏まずに不適切な土砂の搬入を行っていたことなどを確認した(1)

  • デイリー新潮が地元住民の話として伝えたところによると、2020年の暮れ頃から、施設のすぐ下の耕作放棄地で、この業者が復旧工事を始め、重機で土地を均したりしていた。しかし、土留めもせずに、竹で囲っているだけだったので、危険であり、普通の会社ではない、と思っていたという。(2)

市は、ブルーシートで覆うなどの応急措置と、盛り土の傾斜緩和などを指示(1)

同年10月18日に、県は県土砂条例に基づき、市農業委員会は農地法に基づいて、会社側に土砂の除去と本格復旧を求める指導を文書で行った(1)

参考資料

  1. 神奈川県が行政指導 熱海盛り土業者の関連会社 小田原で不適切造成」あなたの静岡新聞、2021年10月30日
  2. 熱海土石流、盛り土業者の社長が「自分は悪くない」 「逃げる金がない」と周囲に相談も」デイリー新潮、2021年7月21日、arc.