満福寺 山門満福寺(まんぷくじ)、延寿山成就院は、中里にある東寺真言宗寺院。本尊は不動明王。建長6年(1254)の創建。中興開山は真賢(寛永元年・1624没)。江戸時代には小田原・蓮上院の末寺だった。(1)

本尊

満福寺 本堂本尊の不動明王像には2童子が付いている。それぞれ恵心の作で、高さ1尺8寸(約54.5cm)。もともとは米神村の辻堂にあったが、村民が霊夢を見てここに移したといわれていた。(1)

境内

八代龍王/封じ観世音/善女龍王

仏足跡

傑僧弁算上網の碑

離合の鐘

満福寺 離合の鐘境内に鐘楼があり、離合の鐘と号している。全長194cmで、韓国で鋳造されたもの。(4)

火伏まつり

毎年1月の28日(不動明王の縁日)に修験者が火渡りをする「火伏まつり」を行っている。(公式サイト)

2020年は開催されたが、2021年はコロナで中止になり(2)、2022年も中止になったようである(3)

寺紋

満福寺 山門 欄間彫刻の寺紋(鱗に東寺雲寺紋は山門に「鱗に東寺雲」。(2019年調査)

リンク

参考資料

  1. 『風土記稿』
  2. タウンニュース 小田原・箱根・湯河原・真鶴版
    1. 無病息災願い 火渡り修行」2020年2月8日号
    2. 満福寺 火渡り修行中止」2021年1月16日号
  3. 鎌倉手帳(寺社散策) > 火伏まつり ~小田原:満福寺の火渡り修行~、yoritomo-japan.com、更新時期不明
  4. 満福寺「離合の鐘」現地案内板、1999年(平成11)12月