チャレンジオータム 啓北商業高校 高村孝京

大通公園で毎年秋に開かれるオータムフェスト。秋の旬な食材を求めて、毎年約200万人が大通公園へ足を運んでいます。その中でも外国人の来場者が約1万人を超え、年々増えてきています。

さて、大通11丁目会場にあるチャレンジオータムというブースをご存知でしょうか。 チャレンジオータムとは、通内の高校生が、地域の食材を生かした商品を、高校生自らが商品開発をし、オータムフェストで販売するという企画です。 その中でも、大通高校さんは、はちみつを生かした商品を多く販売されています。大通高校の屋上で、みつばちを栽培し、はちみつの管理、飼育を授業の一環として取り入れ、実際に発売しているそうです。

私たち札幌啓北商業高校英語部は、大通高校さんと協力し、一緒に、はちみつなどの商品を販売しました。 私たちは英語部ですので、一般の日本人の接客だけではなく、外国人の来客者に英語で声をかけ接客し、実際に学校の外に出て英語を使うことを目的としています。 思ったよりも外国人を見ることは多くはありませんでしたが、外国人を見つけて話しかけるのに戸惑いを感じたり、話しかけても思うように会話ができなかったり、話しかけてもうまく伝わらなかったり、思ったよりもうまくいかないことが多くありました。 しかし、外に出て英語を使うチャレンジを通して、英語を通して外国人と会話ができるようになりたいという思いがより強くなりました。 部活動や学校の英語学習だけではなく、自主的に調べたり、ALTに聞いたりして英語を学習したいという思いが強くなりました。 また、英語だけではなく、初めての接客を体験し、販売に対して学ぶこともありました。 大通高校さんが作ったはちみつを売りましたが、実際にお客さんから詳しいことを聞かれたりすると答えられませんでした。 人に商品を売るのに、その商品の特徴や調理方法、それだけではなく、商品化するまでで大変だったことやうれしかったことなど、制作した人々が商品に込めた思いなどを知ることが大切だと学びました。

今回の体験を生かして、来年のオータムフェストは、事前に大通高校さんと販売に向けての情報共有をしっかりして販売する商品をより自信を持って販売できるようにしていきたいです。 また、部員から実際に自分たちで商品を作って販売してみたいという声もあり、実現ができるかはわかりませんが、自分たちの商品を開発してみたいです。