夕方から聞こえはじめるローソクだーせーの歌声
 


七夕に行われる、
子供たちがぞろぞろ集まって、近所の家を回る
“ローソクだーせー”は、全国的なものだと思っていました。

数年前にテレビを見ていて、実は北海道だけのもの、
しかも場所によってやらなかったり、歌が違ったりと知ってびっくり。

私が住んでいた札幌のある場所では
ピンポーンと一応チャイムを押してから

「ローソクだーせーだーせーよー
だーさないとーひっかくぞー おーまーけーにかっちゃくぞ」
と歌っていました。

夕方から始まるせいもあってか、
最初の1,2軒は緊張も合わさり声が小さめで
慣れてくると徐々にみんな大声になっていきます。

お菓子をたくさん用意してくださっていたり、
50円とかお金をくださったり。
ロウソクだせって歌ってるくせに、本当にロウソクが出てくるとガッカリしたり。

ここで自分ちに回ってくるとなんだか得意げに先頭に立ち、一番声が大きくなります。

一度だけ、お菓子がもうなくなっていて
「ごめんねーお菓子もうないの!」と言って、母がスルメを出してきた時は恥ずかしかったです(笑)。

今は、夜まわると危ないという事で、お昼に行われたり、まわる事自体が少なくなっているようですが
この行事を見ると、ここの地域は子どもが多いんだな~って思ったり
ご近所さんとのつながりにもなるので、なくならないでほしいな、と思います。