大明神 について知っていることをぜひ教えてください

  • 山室川三峰川の合流点付近は大明神と呼ばれる。付近には自然に刻まれたところが文字の様に見えるとされる大の字岩がある。「木の下蔭」には「除の末山室橋の手前北側に大の字岩とておのずから文字の彫刻みなせる如くありありとみゆる岩の下に大明神淵とてあり名付る謂を知らず」とある。

  • 旱魃の年に明神の幟を持って雨乞いの祭りを行い、大明神淵に幟を沈めて龍神による加護を祈ったことからとされる。大の字岩のダイノジとも音が通じている。

  • 岩山の突端には,山に関係ある神や馬頭観世音の石碑が無数にあったとされ,道路拡張により1975年頃の道路拡張により極端に石碑の数が減ったと記録されている.高遠から来て非持にのぼる急坂を前にして,秋葉神社へ参詣する者や山に籠る行者,行商たちが最初の休憩場所として大明神を利用していたとしている.また,駒ヶ岳登山口の第一合目として,大正のはじめ頃まで大明神には鳥居が建てられていたとされる.
    黒河内谷右衛門 著『信州伊那入野谷の伝承』,甲陽書房,1975

  • 1960年頃の記録には,大明神でバスを下車すると,吊橋の向こうに美和ダムの堰堤が見え,さらに仙丈ヶ岳を目の前に仰ぐ,風光明媚なところとされている.
    『上伊那誌資料』第16,上伊那誌編纂会,1960

 

大明神の石碑群