九度山駅から降って、商店街の坂をまた昇ると、シャッターのしまった建物の間にタコ焼き屋さんがあった。

 

入ると気分のいい姉さんが開店の準備をしてる。そう、うっかり11時の開店より早く入ったら「タコ焼きはまだ時間かかるけど、お茶を飲んでって」っていれてくれる。

下の団子屋さんで団子買って食べながら来たから、お茶がありがたい。

 

コンクリートブロックむき出しの元ガレージはよく掃除されて。天井は高く。ゆったりダイニングセットとリビングセットの二つのテーブルが設えてあった。

奥のガラス戸を開け放つと、丹生川の音。真下に取水堰があるので滝のような爽やかな空気が通る。

小さなテラスの奥、正面の山が高野山だという。

落ち着いた気分で長居した。

タコ焼きは出汁が効いて、タコがゴロンとかみごたえあって旨い。安い。

おばちゃんのガレージを借りて、2016年3月に開店。近所のお年寄りや子供が自分の小遣いで集まれるようなところを作りたかったと。

タコ焼きなら私でもできるかなあと。

 

11時になって、お客さんが、集まって来たので、勝手に暖簾を出すと。おーきに。いっつも出すの忘れんねん。と笑う。

昼近くまで長居した。九度山に最高に居心地のいい場所ができた。

 

 

タコ焼き屋さん について知っていることをぜひ教えてください