フンベ山の採石場 について知っていることをぜひ教えてください

 登別東町の登別漁港の海岸沿いに小さな山がある。フンベサパともいいアイヌの口伝で鯨の物語の舞台でもある。登別市内で登別軟石が採集されてからどんどん山が削られて、やせほそった鯨の残骸みたいな形になってきた。

 おそらく登別市内で一番最初に採石をされた場所であると想像できる。駅のそばで運び出しに便利だし、小さな山でどこからでも岩石を取り出せる。だから採石の盛んであったころはここにいくつもの業者が密集してあちこちから石を割る「カチーン」「カンカン」という音が鳴り響いていたに違いない。