益田 孝(ますだ たかし、1847年 - 1938年)、益田 鈍翁(ますだ どんおう)

経歴

三井商事、三井財閥の経営に携わり、男爵の位を授けられた(1)

1906年(明治39)頃から大窪村板橋に別荘(掃雲台)を建設(1)山県有朋に屋敷地の一部を譲渡し、山県は古稀庵を建設した(1)

1915年(大正3)、67歳のとき、掃雲台に移住(1)。財界を引退して、茶事に励んだ(1)。掃雲台に11席、本宅や各地の別荘にも茶席を設けた(1)。また掃雲台の敷地内で食料生産のモデル事業を行い、石垣山などに造成した益田農園で生産を行って、牛乳を販売、缶詰を輸出するなどした(1)

1929年(昭和4)に、ガソリンを節約するための木炭自動車の実験を成功させ、木炭車に改造したダットサンの1号車で年賀回りをした(白崎秀雄『鈍翁・益田孝』)(1)

1938年(昭和13)12月に没、享年92(1)

関連資料

参考資料

  1. 内田清「古稀庵の山県有朋と掃雲台の益田孝」播摩晃一ほか編『図説 小田原・足柄の歴史 下巻』郷土出版社、1994、34-35頁

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