1338年の大噴火で溢れ出た溶岩が溶岩流となり沢を伝わり海岸に流れ込んだ跡です。チョット不思議な光景ですが、今から675年前頃の地形は今より100mほど先までが陸地だったのです、柔らかな砂や土壌は波に削られ、硬い溶岩流だけが残っているのです。島は噴火で陸地を広げ、噴火が終わると波などで削られ(海食・侵食)、行く行くは全て消え去る運命なのです。

※陸地(島も)は噴火か隆起で出来上がり、プレートの移動で地球の内部に沈み込むか海食により、その一生を終えるのです。但し何十、何百万年の年月を要してですが。

 

長根

岬の付け根から

 

関連情報


  • 「長根」(伊豆大島ジオパーク公式サイト/伊豆大島ジオパーク推進委員会)

1338年?噴火時に当時の谷に流れて低い所を埋めた溶岩流です。

まわりのもろい地層は侵食されて、硬い溶岩が岬として残っています。

  • 「天然の桟橋?(長根岬)」(伊豆大島ジオパーク(外周編)パンフレット/伊豆大島ジオパーク推進委員会)

1338年の噴火で沢を下って海に流れた溶岩が、周辺のもろい部分を波に削られてだんだん細くなり、海に突き出た形となって残りました。長根から眺められる元町港の桟橋は、同じ時に同じように海に注いだ溶岩が土台となっています。

  • 「長根」(iアプリ「伊豆大島ジオパークガイド」/大島観光協会)

海に突き出た溶岩の桟橋。

外洋に向かって伸びる黒い桟橋のようです。約700年前の噴火時に沢を下った溶岩流が、海岸を埋め立てました。長い時間をかけて繰り返す波によって、もろい地層は侵食されて、硬い溶岩部分だけが岬として残っています。

 

交通


サンセットパームライン出発地点、元町港より徒歩3分、車で1分、駐車場有。

 

写真集