室蘭港 について知っていることをぜひ教えてください
室蘭の港って凄いと思う
室蘭は「天然の良港」と言われますが、
改めて、その地形を見てみると
それが魅力の原点であることに気づかされます。
北海道の大きな港、「函館」「小樽」「釧路」などと
形を比べてみても港としては一番理想的な(たぶん)
フックのような「コ」の字です。
(馬蹄型と評する場合もあるようです)
※ここで使用している地図は全てLocalWiki内の地図機能からカット&ペーストしたものです。
この完成度の高い天然の「コ」の字型は、
姿だけではなく位置や方向性にも優れています。
冬の嵐がやってくる北側には室蘭岳(鷲別岳)があり
雪は尽き果て、風の進行方向を変えてくれる存在です。
そして、台風が襲ってくる南西側には測量山が盾となっています。
実際、外海側のイタンキ浜ではサーフィンができるほどの高波でも、
湾内は嘘のように静かで、のんびり投げ釣りができるのには驚かされます。
室蘭は風の強いイメージがありますが、
必ずどこかで風を避けられる場所もあるのです。
しかも、水深が14メートルあるので、大型船の入港が可能。
その恩恵は大きい。
先人たちが「天然の良港」と評価されたように、
これからも室蘭の凄いところとして活かしてほしいです。
(文・アマノヒロアキ 2015.1.28)
◎ 開 港(開基)
明治 5 年(1872)、室蘭村(崎守町)に室蘭海関所(かいせきしょ)が設置されるとともに、
北海道開拓計画の第一歩として、函館~森~室蘭~札幌を結ぶ札幌本道の開削が始まりました。
以来、室蘭~森間の定期航路開設や炭鉱鉄道会社による室蘭~岩見沢間の鉄道敷設、
日本郵船による室蘭~函館~青森を結ぶ定期船の就航などにより、港は本州と北海道を結ぶ
海陸交通の要衝として発展してきました。
◎ 室 蘭 港
明治 5 年(1872)に室蘭~森間の定期航路を開設したのが室蘭港の始まりであり、
第 1 船として就航したのは、開拓使付属船「稲川丸(いながわまる)」(15t)でした。
現在は臨海部に北からJX日鉱日石エネルギー、日鐵セメント、新日鐵住金、日本製鋼所、
楢崎造船、函館どつくなど重化学工業部門が占めています。
昭和 40 年に特定重要港湾に指定されており、港湾区域面積は約 16.1 平方㎢(東京ドームの約 362 倍)で、
貨物取扱量は平成 18 年で 3,575 万tとなっています。
平成 19 年には、耐震強化岸壁が整備されました。平成 23 年に、港湾法施行令の改正により、
特定重要港湾から国際拠点港湾になりました。
以上「ふるさと室蘭ガイドブック」(編集:発行/室蘭市総務部広報課)より抜粋
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